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パレット・スキッド木製パレット、スキッド

木製パレット、木製スキッド

木製パレット、木製スキッドの設計、製造

日々多様化する物流の形に柔軟に対応できる生産体制を整えています。
樹種・規格・価格等、お客様のニーズに合ったパレットを設計、製造いたします。
どの規格サイズも小ロットから製作可能です。

パレット

様々なパレット

パレット

様々なパレット

パレット

乾燥

パレット製作

製作の様子

パレット製作

製作の様子

リフト積み

積み下ろしの様子

パレットとは

工場、倉庫、コンテナ、トラックなどの荷物を載せる荷役台のことです。荷物を載せて運ぶ荷台としての役目を持つ点はスキッドとかわりませんが、表裏のどちらにも板がついている形となります。木製のほか、樹脂などの場合は一体型となっています。また、カーゴのようなものや大きな箱タイプのものもパレットと呼称することがあります

◆パレットとスキッドの違い

パレットはP/L、スキッドはS/Dと略されて表記されますが、スキッドとパレットの表記を使い分けていない国・地域、企業もあります。一般的には両面に板があるものをパレットと呼び、板が両面ともないか、片側にしかないものをスキッドと呼びます。

パレットの用途

[ディスポーザブルパレット]

1回限りの使用を目的としたパレット。
日本国内では「ワンウェイパレット」という呼称が一般的。

[リターナブルパレット]

繰り返し使用するパレット。
パレットのJIS(日本産業規格)では、紙製パレットを除いて繰返し使用するパレットについて規定しています。

木製パレット

スキッドとは

段ボール箱に入らないような機械類など少し大型のものに使用されます。スキッドと対象貨物を紐でくくりつけ、固定して使用します。パレットと同じようにただ貨物を上に積むときにも使われていることもあります。このためだけに木箱をつくるとコストが上がってしまうような場合に重宝されますが、製品を保護するという面では不安が残ります。ただ、板が片面であってもついているタイプのものは、普通のパレットとしても使えることと、コストがパレットよりは安くなるため、通常のダンボール梱包の運搬にも使用されます。

木製スキッド

パレットができるまで

1,原木仕入

山から切り出された丸太が木材市場に入荷し、セリが行われて落札したものが工場へ入荷してきます。
パレットに使われる樹種は『杉』『地松』『唐松』『とど松』『もみ』『桧』などの国内材を中心に『NZ松』『米松』『チリ松』『南洋材』などの輸入材があります。
目的に応じ、必要な強度や価格で樹種を選択します。

2,製材

台車と呼ばれる製材機で丸太を製品に必要なサイズへ製材していきます。
1本1本サイズもバラバラで、さらに丸いものから四角いものをとっていくので、台車乗りの腕が試されます。
1つの丸太から少しでも多くの製品を取らなけばならない非常に重要な工程です。

3,横切り

製材された材料を横切り機で必要な長さにカットし、パレットの種類ごとにまとめておきます。
組上げた際の製品の精度はこの工程で決まります。 ここで品質の悪い材をある程度選別しておくことで最終の組上げ工程の効率が良くなります。
受注ロット・種類ごとに分けておくことで組立準備の時間が短縮できます。
材料をただカットするだけでなく、その後の作業効率を考え準備をする大事な工程です。

4,製作、保管

釘打ち機やインパクトドライバーなどの工具を使って組上げていきます。
少しでも早く少しでも沢山作らなければならない為、材料の配置や作業の役割分担が重要です。ただ早ければよいわけではなく、品質にもこだわらなければなりません。
完成した製品を積み上げて乾燥・保管します。 組み上がったパレットは倉庫の中に積んでおくだけでは乾燥しない為、天気をみながら屋外で天日干ししたり倉庫に入れたりを繰り返して乾燥させます。
6m~7mの高さに積み上げるので適当な積み方をすると転倒してしまいます。リフトマンの技術が重要になります。

5,検品・出荷、納品

出荷前には再度品質チェックを行います。
その後トラックに積み込み出荷されます。

主な規格・仕様

単面二方差し
(スキッドタイプ)

「すのこ」に兼用できる。使用材料が少ないため安価である。

単面二方差しスキッドタイプ
片面二方差し

平パレットの一般的な仕様

片面二方差しパレット
両面二方差し

両面使用可能で保管にも便利。

両面二方差し
単面二方差し
(単翼スキッドタイプ)

翼が出ているので、ロープによる吊り上げが可能。
「すのこ」に兼用できる。

単面二方差し複翼タイプ
片面二方差し
(複翼タイプ)

ロープによる吊り上げが可能で、主に船舶用として使用される。

片面二方差し複翼タイプ
両面二方差し
(複翼タイプ)

両面使用でき、主に船舶用パレットとして利用される。

両面二方差し複翼タイプ
単面四方差し
(スキッドタイプ)

片面使用で四方差できる。ハンド・リフトの使用も可能。

単面二方差し単翼スキッドタイプ
片面四方差し

四方差で置き方に制約が無い。

片面四方差し
片面四方差し
(桁くり抜きタイプ)

四方差しで修理が容易。爪幅が制限される。

単面二方差し単翼スキッドタイプ
両面四方差し

両面使用でき、四方差で置き方に制約が無い。

両面四方差しタイプ

JIS強度基準

◆木製平パレット [JIS Z 0604]

脚部圧縮強度 曲げ強度 下面デッキボード強度 落下強度
ひずみ量 たわみ率 残留たわみ率 たわみ率 対角線の長さの変化率
4mm以下 2.5%以下 0.5%以下 2.5%以下 3%以下

主な樹種

国産杉

木理は通直で、軽くて軟らかく加工がしやすい。
保存性もそこそこよいことから住宅他様々な用途に使われている。

国産杉
赤松/トド松(地松)

重く硬い。
加工性はそこそこで曲げ弾性率や引張強度に優れている。
保存性は中程度、木理は通直で肌目は粗い。
松脂となる樹脂成分が含まれている。

赤松トド松地松
唐松

重く硬い木材で、保存性や加工性もある。
樹脂成分を多く含むため脂筋が出ることがる。
木理は通直で、肌目は粗目。
そのままパレット材として使用される他、合板や集成材として加工される。

唐松
ニュージー松

木理は通直で、木肌はやや粗い。
耐久性は低い。
釘打ちの保持力や耐磨耗性は強い。

ニュージー松
米松

肌目は粗目で、やや硬く、耐久性や加工性は良い。
樹脂成分が多いが、寸法の狂いや変形が少ない。
建築用途をはじめ、家具、合板など様々な用途に使用される。

米松
国産樅

肌目は粗く木理は通直。
保存性はあまりよくないが、加工性は良い。
強度はあまり強くないため、構造材として用いる場合はよく性質を見極める必要がある。
地松の代料に用いられる。

国産樅
国産桧

肌目は細かく木理は通直。
保存性に優れた木材で、水や高湿環境下でも耐える。
香り豊かな檜風呂の素材として使われる。
比重は軽く、やわらかめの樹種ですが、曲げ弾性強度や引張強度など杉に比べても強い。

国産桧
南洋材

木質は重硬で、木理は交錯している。
肌目は粗い。耐久性に優れる。
乾燥の際に割れがおきやすく、その後は狂いが少ない。
粘りがあり、強いので、脚物家具などに使われる。

南洋材

木質素材

集成材 [Laminated wood]

のこぎりで製材された板状の材を乾燥させ、大きな節や割れなど木の欠点を取り除いた引き板を木目にそって長さ・幅・厚さの方向に集成接着したもの。製材品よりも大きな断面と長さの製品を自由に作れること、 製造段階で木材の欠点が除去又は分散されること、乾燥されるので割れや狂い等の発生が少ないこと、 湾曲材など形状の自由度が高いこと等の特徴をもつ。集成材は大きく分けて2種類あり、構造用集成材は木造住宅の柱や梁などに使われる。造作用集成材は、敷居や長押、ドア枠などに化粧貼集成材として使用したり、ナラ、タモ、ベイマツなどをラミナとしてテーブルや家具などに集成材の模様をそのままデザインとして用いて使っているものもある。

集成材

MDF [Medium density fiberboard] 中質繊維板

木材チップを原料とし、これを蒸煮・解繊したものに合成樹脂を加えて成形されたもの。MDFのように木材を原料とし、これを繊維化してから成形した製品を総称してファイバーボードといい、MDFのほかに硬質繊維板(ハードボード)、軟質繊維板(インシュレーションボート)がある。ファイバーボードは木材を繊維レベルまでほぐしてから加工するため、木材の持つ節、割れ、腐れなどの欠点が除去され均質な大きな板が作れる。また幅や長さ方向の狂いも少ないと言った性質を持っている。材質が均質で表面が硬く平滑で水や湿度に対する寸法安定性にも優れている。

MDF

LVL [Laminated Veneer Lumber] 単板積層材

単板積層材といい、薄くカットした単板を何層にも接着して角材にしたもの。自由な大きさの製品が作れること。単板が乾燥されるので割れや狂い等の発生が少ないこと。 湾曲材など形状の自由度が高い等、集成材と同じ長所を持つ。燻蒸用木材を使わなくても、木材で輸出することが可能である。燻蒸用木材と比べても同程度の強度を持ち、国際基準としては非木材扱いになるので燻蒸の必要がない。LVLと合板の違いは、各層の繊維の向きで、合板は板であり、平面的な均質性を得るため各層の繊維の向きを直交させている。これに対してLVLは、長さ方向の強度を優先して作られている。また用途も合板が板として平面的に用いられるのに対し、LVLは柱や梁のように細長い部材(軸材)として用いられる。

LVL

主なパレットの規格

一般的な木製パレット規格

JIS規格(mm)
1100× 800、1100× 900、1100×1100、1300×1100、1400×1100、1200× 800、1200×1000

パレットの加工

様々な加工

・複数の材を使用する
・ベタ張り​(板の隙間がない仕様)
・金具、緩衝材などの取り付け
・社名(マーク)を入れる
・塗装
・R加工、面取り、穴あけ等の加工​ など

金具取付加工

金具取付加工

面取り加工

桁くり加工

べた張り加工

べた張り、合板加工

輸出梱包材の熱処理(薫蒸処理)

◆熱処理(薫蒸処理)とは

日本から輸出する木製パレットの中の害虫が他国で繁殖するのを防ぐ目的で、薬剤や熱などでパレットを消毒し、害虫を駆除することです。

◆処理方法

「熱処理(HT)」と「薫蒸処理(MB)」の2通りあります。
・熱処理(HT)の基準は木製梱包材の材芯温度が56℃以上で30分以上加熱されることです。
・薫蒸処理「臭化メチル薫蒸(MB)」の基準は温度に応じて48-64g/mで24時間で蒸すことです。

◆国際基準No.15(ISPM No.15)

「梱包用木材については防疫上適切な処理を行った木材を使用して梱包をする。」という国際的基準が制定され、木材梱包輸出では熱処理材、または燻蒸処理剤を使用するように定められています。 各国の基準に従い(ほとんどの国が国連WTO公表のISPM No.15の基準を採用)処理された木材梱包材を使用して梱包しなけばなりません。(木製パレットにIPPCマーキングが必要です。)

◆対象品目

ダンネ―ジ、パレット、スキッド、木枠等全ての非加工木材梱包材です。広葉樹、針葉樹を問わず対象となります。
※熱加工などの処理がされているパーティクルボード、合板・集成材・LVLなどは規制の対象とはなりません。

【弊社登録番号:5001009】

熱処理

パレットの修理

木製パレットのメンテナンス、修理を承っております。
修理することでパレットの寿命を延ばすことができます。

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