パレット
*木製パレットの製造
日々多様化する物流の形に柔軟に対応できる生産体制を整えています。
樹種・規格・価格等、お客様のニーズに合ったパレットを設計、製造いたします。
〔パレット・スキッド〕
>パレットとスキッドの違い
パレットはP/L、スキッドはS/Dと略されて表記されますが、スキッドとパレットの表記を使い分けていない国・地域、企業もあります。一般的には両面に板があるものをパレットと呼び、板が両面ともないか、片側にしかないものをスキッドと呼びます。
〔パレットとは〕
工場、倉庫、コンテナ、トラックなどの荷物を載せる荷役台のことです。荷物を載せて運ぶ荷台としての役目を持つ点はスキッドとかわりませんが、表裏のどちらにも板がついている形となります。木製のほか、樹脂などの場合は一体型となっています。また、カーゴのようなものや大きな箱タイプのものもパレットと呼称することがあります。
〔スキッドとは〕
段ボール箱に入らないような機械類など少し大型のものに使用されます。スキッドと対象貨物を紐でくくりつけ、固定して使用します。パレットと同じようにただ貨物を上に積むときにも使われていることもあります。このためだけに木箱をつくるとコストが上がってしまうような場合に重宝されますが、製品を保護するという面では不安が残ります。ただ、板が片面であってもついているタイプのものは、普通のパレットとしても使えることと、コストがパレットよりは安くなるため、通常のダンボール梱包の運搬にも使用されます。
〔主な規格・仕様〕
〔主な樹種〕
〔木質素材〕
〔集成材 [Laminated wood]〕
のこぎりで製材された板状の材を乾燥させ、大きな節や割れなど木の欠点を取り除いた引き板を木目にそって長さ・幅・厚さの方向に集成接着したもの。製材品よりも大きな断面と長さの製品を自由に作れること、 製造段階で木材の欠点が除去又は分散されること、乾燥されるので割れや狂い等の発生が少ないこと、 湾曲材など形状の自由度が高いこと等の特徴をもつ。集成材は大きく分けて2種類あり、構造用集成材は木造住宅の柱や梁などに使われる。造作用集成材は、敷居や長押、ドア枠などに化粧貼集成材として使用したり、ナラ、タモ、ベイマツなどをラミナとしてテーブルや家具などに集成材の模様をそのままデザインとして用いて使っているものもある。
〔MDF [Medium density fiberboard] 中質繊維板〕
木材チップを原料とし、これを蒸煮・解繊したものに合成樹脂を加えて成形されたもの。MDFのように木材を原料とし、これを繊維化してから成形した製品を総称してファイバーボードといい、MDFのほかに硬質繊維板(ハードボード)、軟質繊維板(インシュレーションボート)がある。ファイバーボードは木材を繊維レベルまでほぐしてから加工するため、木材の持つ節、割れ、腐れなどの欠点が除去され均質な大きな板が作れる。また幅や長さ方向の狂いも少ないと言った性質を持っている。材質が均質で表面が硬く平滑で水や湿度に対する寸法安定性にも優れている。
〔LVL [Laminated Veneer Lumber] 単板積層材〕
単板積層材といい、薄くカットした単板を何層にも接着して角材にしたもの。自由な大きさの製品が作れること。単板が乾燥されるので割れや狂い等の発生が少ないこと。 湾曲材など形状の自由度が高い等、集成材と同じ長所を持つ。燻蒸用木材を使わなくても、木材で輸出することが可能である。燻蒸用木材と比べても同程度の強度を持ち、国際基準としては非木材扱いになるので燻蒸の必要がない。LVLと合板の違いは、各層の繊維の向きで、合板は板であり、平面的な均質性を得るため各層の繊維の向きを直交させている。これに対してLVLは、長さ方向の強度を優先して作られている。また用途も合板が板として平面的に用いられるのに対し、LVLは柱や梁のように細長い部材(軸材)として用いられる。
〔主なパレットの規格〕
◆一般的な木製パレット規格
JIS規格(mm)】
1100× 800、1100× 900、1100×1100、1300×1100、1400×1100、1200× 800、1200×1000
〔パレットの加工〕
◆様々な加工
・複数の材を使用する
・ベタ張り(板の隙間がない仕様)
・金具、緩衝材などの取り付け
・社名(マーク)を入れる
・塗装
・R加工、面取り、穴あけ等の加工 など
*輸出梱包材の熱処理(薫蒸処理)
◆熱処理(薫蒸処理)とは
日本から輸出する木製パレットの中の害虫が他国で繁殖するのを防ぐ目的で、薬剤や熱などでパレットを消毒し、害虫を駆除することです。
◆処理方法
「熱処理(HT)」と「薫蒸処理(MB)」の2通りあります。
・熱処理(HT)の基準は木製梱包材の材芯温度が56℃以上で30分以上加熱されることです。
・薫蒸処理「臭化メチル薫蒸(MB)」の基準は温度に応じて48-64g/mで24時間で蒸すことです。
◆国際基準No.15(ISPM No.15)
「梱包用木材については防疫上適切な処理を行った木材を使用して梱包をする。」という国際的基準が制定され、木材梱包輸出では熱処理材、または燻蒸処理剤を使用するように定められています。 各国の基準に従い(ほとんどの国が国連WTO公表のISPM No.15の基準を採用)処理された木材梱包材を使用して梱包しなけばなりません。(木製パレットにIPPCマーキングが必要です。)
◆対象品目
ダンネ―ジ、パレット、スキッド、木枠等全ての非加工木材梱包材です。広葉樹、針葉樹を問わず対象となります。
※熱加工などの処理がされているパーティクルボード、合板・集成材・LVLなどは規制の対象とはなりません。
【弊社登録番号:5001009】
*木製パレットの修理
木製パレットのメンテナンス、修理を承っております
修理することでパレットの寿命を延ばすことができます
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